自分を語ろう 『私の自叙伝』を書く
人々を魅了する『私の自叙伝』
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  • 何かをしてもらうのではなく、自発的にできます。
  • 「自分で何かをする・出来る」ことを実感できます。
  • 「思い出」は、脳の活性に役立ちます。
  • 自分の人生を振り返り、それを伝えることができます。
  • 経験・失敗・困難なときの体験を共有し、残すことができます。

  • 世代を超えた会話ができます。
  • 家族・親戚などの記録・情報を共有できます。

  • 先人の知恵・体験を学ぶことができます。
  • 埋もれている家族の歴史・記録を発掘できます。
  • 知恵・思い出・記録を共有し、保存できます。
  • 知らないでいた年長者の経験・時代を知ることができます。
  • 自分が年長者に近づいた時の一つの手がかりを得られます。







 ライフ・レビューや回想法を1961年に提唱したアメリカの精神科医ロバート・バトラー博士(もっと詳しく・関連情報を参照してください)は、人生を振り返るライフ・レビューは、年を取った人達が遺産や先祖伝来のものを残すことが出来る一つの手段でもあると説明しています。
 1980年にトラックスラー博士によっても、遺産や何かを残したいという希望は、人生の後半での大人の人間としての発展で進歩的な仕事であると述べられています。
 バトラー博士は、個々人が口述する歴史を記録し、口述筆記したりすることは、そのような遺産を作ることだと言います。「年を取った人達以外に、全ての成功や問題をふまえて、人生の本質についての何かを我々に伝えることが出来る人達はいないだろう」とバトラー博士は言います。語られる歴史は、年を取った人達の記録を後の世代へ残す事が出来る一つの手段なのです。

 1975年のロバート・バトラー博士の著書「Why Survive?:原題 なぜ生き延びるのか?」に対する一つの回答がこの本だという「What are Old People For?: 原題 老人は何のために存在するのか?」を、2004年に著したウィリアム・トーマス博士も、「私たち年を取った人達が語る話の中に知恵がある」と言います。



著者のサイン入りの本
「年長者が語る話の中に、私達は英知を見いだす」






旧ソ連出身で、ニューヨーク大学の認知神経学者、エルコノン・ゴールドバーグ博士も、最近の著作で、言葉などで自分の知識を次の世代に伝えていく重要性を次のように述べています。



 卜ルストイは『アンナ・カレーニナ』の冒頭で、「不幸な家庭はそれぞれ不幸のありかたが異なる」と書いたが、いわゆる中年の危機というやつも、訪れかたは人それぞれだ。私の場合、「それ」が迫ってきたことに気づいたきっかけは、五五歳をすぎて、カタルシス的な体験をしたくなったことだった。私は時間が対称だという奇妙な感覚に襲われた。未来と過去が同じ重みを持ちはじめ、過去をもっと深く掘りさげたいと強く思うようになったのだ。自分の人生をじっくり振りかえり、ばらばらに存在しているできごとをつなぎあわせたい ― そんな衝動に駆られた私は、二六年ぶりに生まれた国を再訪し、長らく会っていなかった旧友を探した。回想録風の本を書ぃたのも、自分の過去と現在、そして未来の予想をひとつながりで展望したかったからだ。



  人聞は、生殖できる年代をすぎても寿命が続く数少ない生きものだ。子孫を増やすという意味では、もう種の繁栄に貢献できないのに、それでも人は生きつづける。なぜ進化は、人聞の寿命を延ばしたのだろう? それを後押しした進化圧力とは何だったのか? ひとつ考えられるのは、老人は生殖以外の形で種の保存に役だっているということだ。長い人生のあいだにたくわえた知識を、言葉などの文化的な手段で次の世代に伝えていく。しかしこうした側面は、社会のなかでは見すごされることが多い。
「老いて賢くなる脳」、エルコノン・ゴールドバーグ著、藤井留美訳、NHK出版、2006年、2,100円
原題 
The Wisdom Paradox How Your Mind Can Grow Stronger As Your Brain Grows Older





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