自分を語ろう 『私の自叙伝』を書く
人々を魅了する『私の自叙伝』
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Second50Years、次の50年間」というアメリカのブーマー向けサービス会社とのインタビュー、2006年12月




アメリカ・オハイオ州

 故人への賛辞を語るのとき、稼ぎがいくらだったとか、同時に多数のことができる優れた能力を有する人だった、などということは述べません。賛辞とは、思い出を語ることです。「共に〜をしたことを思い出します」「〜を思い出すたび、微笑まずにはいられません」・・・といった言葉で思い出話は始まり、思い出を語ることで、故人の雰囲気を表現できるのです。

 そして思い出を語りながら、さらに多くを望むのです。彼はどんな少年だったのだろう、あるいは彼女が教師になったのはなぜだろうなど、亡くなった方のすべてを知りたいと思うのです。生前に、一緒にいて真の話を交わす時間を持てなかったからです。

 昔は、向き合って座り、話をしたものでした。その中で、個人的な歴史も自然に語られたのです。現在の私たちは、待ち合わせ時刻や生活費については携帯電話で話しますが、身の上話に至る前に「切」ボタンを押してしまいます。昔は一緒に料理を作り、家族揃って食卓を囲んだものでしたが、今は各人が活動や会議の合間に急いで何かを食べる生活で、経験談を分かち合う機会が奪われています。

 こうした状況を誰より残念に思っているのは、両親や祖父母などの家族が語る話に影響を受け、形作られ、鼓舞されてきた、そして何よりそうした話を楽しんできた、団塊の世代や高齢者です。そこでLifeBio社は、情緒的要求、つまりあなたや家族の経験を語りたい、聞きたいという両方の要求に応えようと考えたのでした。それが自叙伝や家族の伝記の執筆であり、それを便利な方法で可能にしました。

 「LifeBioLife Biography(私の自叙伝)を思いついたのは1998年のことでした。自分の人生を振り返ったとき、最も強烈な経験は祖母が話してくれる人生経験を聞いたことだと気付いたのです」と語るのは、LifeBio社の創業者兼最高経営責任者(CEO)のベス・サンダースです。彼女はリサーチの末、両親や祖父母の人生についてきちんとした記録を持っている人が殆どいないことに気付いたのでした。「自分の家族の知恵が失われていくのは、非常に残念なことであり、残す必要があると思いました。」

 こうしてLifeBio社は、団塊・高齢者市場で未だ満たされていないニーズを把握することができましたが、同社の成長には困難が伴いました。

  • 「人生について記すなんて、考えるだけで疲れます。大仕事の気がするのです。周りの人達も家族が人生を記すのを手伝うとか、自らの人生を綴るとかは、気の遠くなるような作業で、どこから始めればいいかわからないと言いました。」サンダースはこのように語り、それならばその作業を可能にする非常に簡易な方法を作り出そうと考えたそうです。そして2000年にLifeBio社は、思い出や経験を、年齢や経歴を問わず簡単に記すことのできるインターネットを使ったツールの開発を開始し、2001年10月、初のオンライン自叙伝テンプレートのサービスをスタートさせました。

  • しかし、コンピューターに対する不安やセキュリティー問題などの先入観から、オンラインで人生経験を記録することに抵抗感を持つ人もいました。そこでLifeBio社は、オフラインを好む市場向けに、インターネット上のテンプレートを書籍化した『メモリー・ジャーナル』を発売しました。「私の知る限り、インターネット上のテンプレートと書籍版の両方を提供しているのは現在もわが社だけです」とサンダースは言います。この2種類の形態は、互いに連係させて利用することができます。おばあさんが書籍版『メモリー・ジャーナル』に手書きで記入した設問への答えを、子どもや孫たちがLifeBio.comのテンプレートに入力するだけで、おばあさんの人生を10部印刷することもできるのです。

  • サンダースは、商品を実際に購入してもらうには、サイトをできる限り使いやすいものにすることが不可欠だと考えていました。購入者には、テンプレートへの入力方法として手書き入力、直接入力、録音の3つ選択肢が用意されています。オンラインのテンプレートはPDFファイルへ瞬時に変換でき、文字数の制限もない上、内容に合わせた写真を簡単に挿入できます。「インターネット版をご利用いただくことで、自叙伝をご自分で製作していただけます。さらに、ハードカバーの書籍として印刷するオプションまで提供しています。」

  • 「自分でできる」ことを売りとする商品であるため、価格も非常に重要でした。サンダースは、「書籍やビデオ等の記録媒体は、とにかく高額なのが難点です。LifeBioなら自分でできるので、支出を何千ドルも抑えることができます」と述べています。

  • 「思い出を記録することは、避けることのできない死へ一歩近づくことのように思われ、現代のアクティブな団塊世代は考えたくないでしょうか? 死ぬ前に記録を残そうと考えるよりも、日々を生きることに忙しいのですから。反面、人生を語ることを80歳まで待つ必要などないことに気付いているはずです。人生を記すことは、自己発見なのです。自分はどこから来て、どこへ行くのか、今の段階でも、既にしっかりと歴史を生きてきたのですから。」とサンダースは、団塊世代に呼びかけます。

 団塊・高齢者という対象市場について聞かれ、サンダースは次のように語っています。「団塊、高齢者の両市場を狙っていますが、団塊世代の方がインターネットに精通している分より有望だと考えています。また、お客様の約半数は自らの経験を記すために、残りの半数は主に高齢のご家族への贈り物として、LifeBioを購入されています。」

 同社はまた、購入の意思決定に性別も影響すると考えています。「女性の方が家族の歴史を愛し、親や祖父母とより深いレベルで繋がりたいと考える傾向にあります。一方男性は、テンプレートという構成や、設問に答えるだけで印刷可能な自叙伝を簡単に自ら製作できるところが気に入るようです。」

 高齢者層への浸透を高めようと、LifeBio社はコミュニティーに住む高齢者向けに出張ワークショップも始めました。「こうしたコミュニティーのニーズは非常に大きく、LifeBioは高齢者が思い出を記すお手伝いさせていただくことで、心身の健康に様々に対応させていただいています。高齢者とともに働けることを、とても有難く思っています。特に、80代、90代の方々とお話させていただくのは素晴らしいです。本当に様々な経験を積まれ、大変なご苦労もされてきた方々です。高齢者の方々は、愛や人生訓、高校時代の思い出や、お気に入りの発明品、そして歴史的出来事が人生にどう影響したかなどを分かち合う方法を探しているのです。」


コミュニティーでのベス・サンダース

 マーケティング的には、「オンライン広告なども試みましたが、LifeBioの対象市場を読者層とする雑誌や新聞に記事を書くことのほうがずっと効果的」でした。口コミも非常に役立ちました。特に『メモリー・ジャーナル』の購入者にはマーケティング資料も配布し、友人へ配ってくれるようにお願いしたり、紹介をお願いしたりしました。また、電子メールのニュースレター配信も、読者とつながりを持ったり、思い出を引き出してもらう材料を提供したりと、一役買っています。

 サンダースは自叙伝製作の最大の効用について、次のように語ります。「愛する人に大切なことを伝えたと思うと、驚くほど平和な気持ちになります。私は34歳の時に、それまでの人生を記しました。するとどうでしょう。私がどんな人間で何を信じていたか、二人の子どもはいつでも知ることができるのだと思うと、以前より気分よく飛行機に乗れるようになったのです。いつの日か、自叙伝を書くことは遺言状を書くのと同じくらい一般的になるでしょう。それは不可欠なことなのに、今のところ自叙伝を執筆している人は僅か約6%です。残された家族は、答えのない質問と後悔をたくさん抱えています。そうならないようにすることができたのに。」

 同社の次なるステップは何でしょうか。「250の設問は多すぎると感じる人もいることが分かったので、www.TellYourStoryCafe.comを立ち上げています。これはLifeBioの縮小版で、10、20、30の設問で構成されます。」また、自叙伝執筆のプロセスをより簡易化するため、新たなテクノロジーもいくつか導入されていますし、関連する派生商品も生まれつつあります。

 「私たちの事業はすべて50歳以上を主な対象としていますが、実際にはLifeBioのサイトは全ての年齢の人々に興味を持っていただけるものだということがわかりました。なぜなら、年齢に関係なく家族の遺産を大切に考える人々と繋がり、人生の教訓や思い出を記すのがLifeBioのサイトだからです。」






 この白書は、米国の高齢者コミュニティーにおける回想の効用を実証した、多数の調査をまとめたものです。人生経験を振り返って分かち合うことは、うつ病改善や脳の鍛錬に効果を発揮し、且つ認知症患者にも喜ばれる活動であることを、こうした調査が明らかにしています。自叙伝を記すことは、家族、職員、ボランティア、学生の間に新たな会話や絆を生み、高齢者に人生のより高い目的意識や意義をもたらしています。
PDFファイルでもご覧いただけます


 世界中のさまざまな文化圏では何千年にもわたり、物語を語ることで次のような伝統・信条・助言を受け継いできました。

  • 人生訓
  • 困難な状況を乗り越えた体験
  • いろいろな出来事の原因や経緯
  • 冒険談、悲劇、愛の物語

 回想・人生回顧は、知恵の継承に有効なだけでなく、高齢者が自尊心を得、己についての知識を深め、その体験を次世代に贈る手段として効果を発揮することがわかってきました。人生の岐路に立つ人々、とりわけ人生の終わりを遠からず迎える人々に、人生経験を思い出すことを奨励するべきでしょう。

 回想・人生回顧が人生に素晴らしい影響を与えることを、多数の研究が明らかにしています。いくつかご紹介しましょう。

回想の8つの機能
  1. 情報伝達
  2. 会話
  3. 気分転換
  4. 死への準備
  5. 自己認識
  6. 問題解決
  7. 親密さの維持
  8. 憤懣の再生

出典:『回想機能尺度』、
ジェフリー・ウェブスター博士





 回想や人生回顧がコミュニティーに顕著な効果をもたらすことは、さまざまな研究が明らかにしています。

人生の満足度向上
 老人ホームの女性入居者を、「回想を行うグループ」、「時事問題を話し合うグループ」、「治療を行わないグループ」に無作為に分けて行った研究で、「回想を行うグループ」の人生満足度が著しく向上しました。

入居者と職員の関係向上
 老人ホームの入居者に、「職員が同席する」方法と「職員が同席しない」方法で、「回想・人生回顧を行うインタビュー」と「現在に焦点を当てるインタビュー」を実施したところ、「職員が同席する」方法で「回想・人生回顧を行うインタビュー」を受けた入居者の職員に対する姿勢や考え方に、プラス方向の変化が見られました。

高齢者のうつ病改善
 入居間もない老人ホームの居住者を対象に、人生回顧が臨床的うつ病の抑制に効果を発揮するか調査したところ、調査の初期段階からうつ病抑制効果が顕著に見られ、1年経過時点では更なるうつ病・絶望感の抑制効果が表れました。

見当識障害の軽減、社会交流の改善
 認知症を患う高齢者でも回想を行えることを明らかにした研究があります。同研究によれば、認知症には喪失感が付随するため、特に患者にとって回想は意義があるとのことです。また、アルツハイマー病患者のグループを、人生回顧を行うグループと行わないグループとに分けて行った関連する別の研究では、人生回顧を行ったグループにおいて見当識障害の軽減と社会交流の改善が顕著でした。

入居後の見当識と能力の向上
 入居間もない老人ホームの居住者に自叙伝執筆プログラムを実施した事例研究では、うつ病が軽減し、見当識と能力の自己認識が向上し、社会交流が増加しました。

目的意識・意義の向上
 長期介護施設に入居する高齢者に8週間にわたるグループセラピーを実施した研究で、回顧を取り入れた治療を行ったグループでは人生の目的意識や意義に向上が見られ、同治療を行わなかったグループと比較して著しい差異が表れました。



 新CMS*ガイドライン(F-248)は、人を中心に据えた個別の活動である点が特徴的です。活動スタッフは、以下のように語ります。

 「入居者へのインタビューにより、その方にどんどん近付き、理解が深まっていくのを感じます。こうして彼女の過去の話を聞かなかったら決して築けなかったであろう友情や信頼が生まれました。それは心からのもので、感動的です。その方を大切に思う気持ちが増すと思います。」

 「入居者の方々をこのように色々知ることができるのは、素晴らしいと思います。例えば、この90歳の女性が以前はバスケットボール選手だったとか!彼女を見る私の目が、良い意味で変わりました。」

 「私達は8〜10人で集まってLifeBioを始めたところです。まだ自己紹介の段階で、順番に話したことをスタッフが書き取っています。今後互いをより良く知るようになれば、録音テープの力も借りながら入居者同士で記録もできるようになると思います。」

 *Center for Medicare & Medicade Services(米保健福祉省の機関)



 著名な心理学者エリック・エリクソンは、人間のライフサイクルを発達段階に区分し、それぞれの段階で直面する危機に注目した研究を行いました。

 壮年期(40〜50歳代):人格発達におけるこの段階の試練は、「世代性」(対「停滞」)です。「世代性」を獲得するということは、次世代を育てることです。語ることで我々は、もっとも大切なことを次世代に伝え、彼らの人生が最良のものとなるよう援助します。子孫の繁栄に関心を持ち責務を感じる段階であり、人生経験を語ることは世代性の獲得に不可欠です。

 老年期(60〜74歳):エリクソンが示したこの段階の葛藤は、「自我の統合性」(対「絶望」)です。「自我の統合性」とは、秩序や意義について自分が獲得してきた容量に確信を持つことです。己の人生を充足させコミュニティーと一体化するために何が必要かを見極めなければならないため、内省を行います。そして自我の統合性が獲得されると、英知を発達させ分かち合うことが可能となります。人生経験を語ることは、自我の統合性の獲得に役立つのです。

 一方「絶望」は、自らの死に対する恐怖や、自律の喪失、愛するパートナーや友人の死によって表れます。生に関心を持つ一方で、死がやってくるという事実に直面するのです。エリクソンは、この段階では新たな知的課題を持ち、新たな役割や活動を引き受けるべきだとしています。自叙伝の執筆はこの目的に適うもので、やりがいを提供するのみならず、内省の必要性に対して機会を供します。人生回顧により、「次に追究すべきものは何か」を見つけることもできるかも知れないのです。

 晩年期(75歳〜死):この段階の葛藤は「不朽」(対「消滅」)で、人生を振り返ることです。エリクソン(晩年期は、エリクソンの弟子が後に加えました。)は、人生回顧を行うことで、充足感を持って恐怖心なしに死を受け入れることができるとしています。この段階の危機をうまく乗り越えた者は、自分が成し遂げてきたことを振り返って誇りに思い、強い充足感を持ち不朽と感じます。一方この段階の危機を乗り越えることに失敗すると、人生は無駄だったと感じ後悔にさいなまれ、それが恨みや絶望、消滅へとつながります。

 人生を「大局的に捉え」ながら、歳をとることに伴う肉体的変化に対処することが、人格発達の鍵なのです。そして、回想により自らの英知を認識・理解することができます。



 ロバート・バトラー博士:"Why Survive? Being Old in America"(『なぜ悲劇なのか』メヂカルフレンド社)の著者。「life review(人生回顧)」という新語を50年前に作りました。それ以前の研究者や医者の回想についての認識は、老衰や認知症への踏み台に過ぎないという程度のものでした。バトラーはこの考えを否定し、回想や人生回顧を行うことは人が健康的に歳をとる過程の正常な営みであるとしたのです。現在では、多数の研究が回想や人生回顧の有用性を証明しています。

 ジーン・コーエン博士:"The Mature Mind"(『いくつになっても脳は若返る』ダイヤモンド社)の著者。回想を重要な脳活動と見なし、最近では「高齢者にとって自叙伝はチョコレートのようなもの」(自叙伝を記すと、高齢者の脳は、チョコレートを食べたときのように大きな満足感を覚える)と述べています。また、エレノア・マグワイヤとクリストファー・フリスの二人が2003年に実施した研究にも言及しています。同研究は、70歳代と30歳代の被験者の回想中の脳をスキャンし、30歳代の被験者の脳は左海馬のごく一部を使用するに過ぎないのに対し70歳代の被験者は海馬全体が明るくなることを明らかにしたのです。

 アンドルー・ワイル博士:"Healthy Aging"(『ヘルシーエイジング』角川書店)の著者。高齢者に、倫理的遺言状、つまり愛する人への心からの手紙の中に、英知・価値観・人生訓も記録するよう奨励しています。ワイル曰く、「一般的な遺言状は…(中略)…死に際して物理的所有物の譲渡を記すものだが、倫理的遺言状は非物理的な贈り物に関するもので、伝え遺したい価値観や人生訓を贈るものである。人生の様々な重要時点で倫理的遺言を記し、読み返し、加筆修正し、大切な人と分かち合うべきである。倫理的遺言状を記すことで、自身の経験を整理し、自分という存在に焦点を当てることができる。後世に伝えたいと思う事柄についての精神的棚卸しである。」自叙伝は、心からの手紙となるのです。




「私達は往々にして、入居者の方がどんなに素晴らしい方だったのか、お葬式のときに知るのです。でも、それでは遅すぎます。

 入居者の方々の本当の姿を、機会に恵まれているうちに、そして幸運にも介護をさせていただいているこの時に、もっと知らなければなりません。介護者と高齢者の関係をしっかり築く必要があります。そのための手段として、高齢者の自叙伝執筆をお手伝いさせていただくことほど良い方法が他にあるでしょうか。」
ドナ・グルイス 人生の質向上コーディネータ
フォートコリンズ グッド・サマリタン・ヴィレッジ




なぜ自叙伝プログラムを高齢者コミュニティーで実施するのか、そして何から始めればよいのか、以下にご紹介しましょう。

  1. コミュニティーが、自叙伝プログラムを「人間中心のケア」または「コミュニティ改革の道のり」の重要な一部として認識します。
  2. コミュニティーが、自叙伝プログラムを単なる活動としてではなく、入居・マーケティング・福祉、ひいては介護の一過程として認識します。職員に事前教育を実施すればプログラムは必ず成功しますし、より多くの方々にご参加いただけます。
  3. 高齢者コミュニティーが、一般コミュニティーを最大限に巻き込みます。家族、学生、ボランティアは容易に、このプログラムに参加し、トレーニングを受け、高齢者の語る話を書き留めることができるようになります。
  4. コミュニティーは、誰もが利用できる質問集、インターネット上のシステム、録音システム、一対一またはグループの活動など、あらゆる種類の媒体を用います。
  5. 成功の鍵は、プログラムの柔軟な施行と、経営幹部を始めとする全管理職による継続的な取り組みです。




「真の風土改革は、職員や入居者が、コミュニティーの中で深く愛され尊重されていることを実感して初めて実現するものだと思います。お互いを(各々異なる個人的な人生経験を分かち合うことを通じて)より深く知るようになると、家族のように、あるいは家族以上に、本当に親密になれます。思いやりに溢れる新たなレベルに到達できるのです。

 高齢者の方々が経験してきたことは、まるで黄金のように思えます。自分自身も歳を重ねて喪失を経験すれば、尚更そう思えるものです。そして、自らの経験や英知を本当に聞いてくれ、それを記録することを手伝ってくれる誰かにやっと巡り会えたとき、高齢者は新たな安らぎと幸福感を得るのです。何と素晴らしい贈り物でしょう。」
ベス・サンダース
LifeBio.com 創業者兼社長

出典
Jeffrey Webster & Barbara Haight, "Critical Advances in Reminiscence Work,"
Springer Publishing, 2002
Andrew Weil, "Healthy Aging," 2005








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